杉原 理生

小説【感想】錬金術師と不肖の弟子 杉原 理生


小説【感想】錬金術師と不肖の弟子 杉原 理生 702円 キャラ文庫

 

 

あらすじ—

「おまえには<黄金の力>がある」–幼い頃の記憶が無く、田舎で老錬金術師エレズに育てられたリクト。
ある日、師匠の命で王都に上京し、錬金術師・アダルバートに弟子入り志願をすることに!! ところが、ギルドにも属さない変わり者のアダルバートに「俺は弟子を取らない主義だ」とすげなく断られ…!?
世間知らずの見習い弟子が、秘められた才能の扉を開く異世界ファンタジー!!

 

感想—

すっごい久しぶりにゆっくり読んだ本になりました。
気になってはいた本だったんですが、なかなかタイトルとあらすじに惹かれる部分がなくて。
私の萌えポイントにひっかからなかったのです。

今回、キャラ文庫のバースデーフェアがあったので、気になっていたし買ってみようかなぁでも積みそうだなぁと思いつつだったのですが、思っていたよりもずっと夢中になって読んでしまいました。

幼い時の記憶がないという部分がポイントなのですが

ふとした拍子に高層ビルの情景やTV画面、車などが記憶として浮かんできたり
逆に地下牢に居たような古い記憶が浮かんできたり。

異世界から来たのか、それとも過去にあった出来事で不死の大錬金術師と関係があるのか。

読んでいても異世界から召喚されちゃったのかどうなのか分からなくてハラハラしちゃう。

そしてリクトの性格がすごく可愛いww
下ネタ系の会話も普通に聞いてメモってるし。
錬金術師は子弟関係で体の関係を持つ事もあるので自分にも出来るのかどうなのか冷静に考えていたり。

なんだか天然ちゃんで好きなキャラでした。
この本に出てくる登場人物が全て個性的で魅力があり、それが全体的に良い味になっているんだと思います。

BL要素が無くてもいいんじゃないかなと思えるぐらいファンタジーとして面白さがあったと思います。

ただね、どうしても・・・

ここからちょっとネタバレ

 

アダルバードと恋愛関係にあった王子がまぁ仕方ない事だけれども異世界で事故に合った理玖人の骨を使い王子の器として再生してしまったものだから、現世のリクトと過去の亡くなった王子2つの魂が「リクト」の中で存在しているような感じで私の気持ちの中で葛藤がありました。
確かに話に書いてあるように、王子の魂が器である「リクト」に宿っても育った環境や持っている性質によって全くの別人で理玖人でもなく亡くなったエリオット王子でもなく、第三者のリクトが出来上がったようなものだと思います。
でも、アダルバードから見たら完全にリクトとして見てくれるのだろうか。
何気ない部分でエリオットの欠片を見て思い出すのではないか(愛しさを込めて)
そういう葛藤ってリクトにはないのかなとか。

なんだか自分面倒な性格してんなーって読んでて思いました。
んな変な部分ごちゃごちゃ考えてないで普通に読めよというそこのあなた、正解です。

2重人格とか、記憶喪失物(記憶が戻ったら無くしていた時の記憶がない)とか、そういう本を読んだ時の少しやるせなさが残りました。

 

 

 

 

 

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