水原とほる

小説【感想】まじない歌人の恋心 水原とほる


小説【感想】まじない歌人の恋心 水原とほる  690円 ガッシュ文庫

 

 

あらすじ—

ある朝、区役所に勤める相楽雅文の元に、男前の弁護士の和田が訪ねてくる。 話によると雅文の先祖の「呪い歌」が、和田の依頼人に災いをもたらしているという。 確かに相楽家の祖先は高名な歌人だったが到底信じられないものの、 調査のため不愛想な和田と行動を共にすることに。 そしてゲイで消極的すぎて恋愛経験が乏しい雅文は、 和田の生真面目で優しい一面に触れて想いを募らせていく。 だが文献を調べていくうちに呪いを暴こうとする者にまで不運をもたらすことを知り――?

 

感想—

代々続いている家系だと違うのかもしれませんが、私なんて御先祖様が何かしたからと言って自分の先祖のツケを自分が払わなければとは想わないんだよね・・・とか言ってみる(笑)
うちの祖母が時代が違えば姫さまだった人なのでこんな事祖母に言うと説教されそうだけども・・・

雅文の好感度が凄く高いです。
イメージは大人しいけど芯がしっかりした真面目で真っすぐな人。そしてイラストからも清潔感があり好感が持てました。
弁護士の和田も、何か陰に持ちつつ男前な(顔も性格も)イメージで雅文とお互いをサポートしながら謎を探る。

話しの内容は、最近の水原とほる先生らしくミステリアスな雰囲気でBLというよりはちょっとオカルトチックな小説でした。
BL臭さを求めているならば、ほぼほぼ無いと思うのでおススメできません。

ただ、水原とほる先生のこういった本は読ませるんですよ。
ぐいぐい引き込まれてしまう。
あまり小説を読み慣れていなかった私ですが、こう引き込まれると文章も構成も話しの流れも上手いからなんだろうなって思いました。

雅文の先祖が祝い歌などを読む歌人であり、地域でも慕われる歌人だっただけに、生涯一度だけ詠んだかもしれない「呪い歌」の存在がすごく気になります。本当に呪い歌の存在はあるのか、もし存在したならば、どうしてその歌を詠んだのか。
その存在を調べて行くうちに、関わっている人にまで呪いが広がっているという事実。

あぁ~ミステリーというよりほんとオカルトですね~
大好きです(笑)

ほんと、ほんと!!残念なのは!!!!
雅文視点でのお話しであり、雅文が和田の中に優しい面を見つけてからちょいちょい惹かれて行くのはわかります。
まぁ、和田が生真面目に一生懸命歌の存在を探したり和田を庇ったり、ご先祖の気持ちを考えてみたりする優しい雅文に惹かれるのもわかるんだけど、実際和田がどこで雅文にヨロっと来たのかいまいちわからなかった。
和田に呪いが移らないようにと一人で呪い歌の話しを聞こうとした時かな?でもそれかなり後半。

雅文は和田に

「男でもいいのか」

と聞きます。

和田は

「誰でもいいわけじゃない。(男でも女でも)でも、きみはいい。すごくいいと思うから」

そして雅文は

「俺も好きです」

・・・・

・・・・

え?

ちょっと待って。

雅文よ・・・それでいいのか。

お前好きだって言われてないぞ(笑)

 

 

 

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