水原とほる

小説【感想】 真夏のクリスマス 水原とほる


小説【感想】 真夏のクリスマス 水原とほる 730円 花丸文庫BLACK

 

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あらすじ—

孤児として育ったキヨとダイスは幼い頃から愛を誓い合い、孤児院を出てからも共に暮らしていた。
街の居酒屋で働く二人のところに弟分だったテオも加わり、キヨはとても幸せだった。
しかし、ダイスとテオがマフィア相手に事件を起こした代償に、キヨはマフィアの愛人として囚われてしまう。
それでもダイスに会いたいという想いだけがキヨの支えだった。
気が遠くなるほど時が流れたある日、ダイスがマフィアの次期ボスとしてキヨの前に現れて……。

 

感想—

花丸BLACKっぽくて大好きです。
ただ、ラストについては賛否両論ある作品であり、キヨについては女っぽいとは思います。
これから読む方はその点を注意して読んで欲しいなって思う。
私はラストはこれでも良かったと思うし、キヨに関しては守られてばかりだなおぃ・・とは思うけど気にはなりませんでした。

あらすじに付加すると、キヨとダイスは孤児院時代はもの凄く貧乏で苛めもあり、いつもお腹を空かせて冬は寒い思いをし辛い日々だった所を抜けてやっと独り立ちするようになって貧乏は変わらないまでも慎ましく幸せに暮らしてはいたのです。
その孤児院時代にちょこちょこ加わっていたテオ。
憎めない存在ではあるけれど、正直テオが来てから流れが変わってしまった気がして仕方ない。

遅かれ早かれ貧乏なままでは居たくないと思っていたダイスなので、いかさまをしてカード等をしていたのはバレていたとは思う。
それでもスリをしてマフィアに捕まったテオのせいで存在や居場所がバレてしまった悔しさ。。

ダイスはマフィアのボスの娘に目を付けられていたので、結局はテオの事が無くても同じ事にはなっていたんだろうけど。
そしてダイスとテオを連れて行こうとするマフィアに自分も連れて行けと願うキヨもまた面倒な事に首を突っ込むヤツだなと。
そして結局ボスの愛人にされているし。
それもまたダイスとキヨの関係を疑っている娘が父親にけしかけて愛人にさせたので遅かれ早かれそうなっていただろう。

運命の流れには逆らえないって事なのね・・・

キヨを取り戻す為に魂を売ったと言うダイス。
5年後に現れた時にはボスの娘の婚約者だもの。ほんと悲しい。
地位と金の為にボスの娘を利用しただけで愛はない。これからもその娘の言う事は何でも聞いて行くつもりだという言葉が凄く自分的に嫌だった。
まぁ・・・最終的にそいつ(娘)は殺されて私はスッキリしたけどもww

最後がね・・・ダイスとキヨは生きて行くのだと思っていたのにまさかのダイス死す・・・
やっと逃亡から腰を落ち着けて3人で(キヨ・ダイス・テオ)店をやって行こうと決めて幸せ1歩の所で。
ダイスを生きる糧としてずっとボスの愛人でも耐えて来たぐらいのキヨなのでダイスを失った後はもう抜け殻ですよ。何をされても何があってもダイスが居ればという気持ちだったのに。孤児院で誓った「2人が死を分かつまで・・・」その誓いが終わってしまった。
そしてダイスからキヨを頼まれたテオはキヨに対する恋心もあり一緒に残された店をやって行くけれどもクリスマスの夜ダイスの墓の前ではテオのプレゼントを持ったキヨの冷たくなった体。

キヨはダイスが迎えに来てくれて、魂は一緒に願った真夏のクリスマスの国に行くのだろうけど残されたテオが悲しい。

ダイスとキヨが誓った時に覗いていたテオ。あの時一緒に誓っていたのかもしれない。
その誓いはキヨの死で終わってしまった。
ダイスとキヨの誓いに囚われていたと思えば、悲しいけれど解放されたと思っていいのかな。

残されたテオの鳴き声が森に響いたという所でもう悲しくなってしまって、上手くテオの最後が消化できないなぁ。幸せになる想像で終わらせたいのだけど。

 

 

 

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