水原とほる

小説【感想】皆殺しの天使 水原とほる


小説【感想】皆殺しの天使 水原とほる 637円 キャラ文庫

あらすじ—

行方不明だった亡き親友の息子・アンジェロを奇跡的に発見!!周囲の反対を押し切り海外から彼を引き取ったのは、警視庁の刑事・真淵。ヤクザであったが身分を越えた親友のためにも、この子を幸せにしたい―。だが再会したアンジェロは、18歳にして殺戮のプロと恐れられる反政府軍の兵士だった!!体に触れた途端、戦闘状態で相手を傷つけてしまうアンジェロに、途方に暮れる真淵だが!?

 

感想—

ちょい前に読んだ水原とほる先生の本系が大好きなので、これもちょっと痛い系であるものの物足りないww
ヤクザに刑事も出て来てしかも反政府軍の兵士とか。
美味しい要素はあるんだけど、やはりボヤーッとした大学生高校生あたりがオヤジヤクザにガッツリやられるのが好み。

さて、けっこう特殊な設定で面白かったです。
男の絆で結ばれていた真淵とヤクザの横山。
横山は亡くなる前に息子のアンジェロと妻を、自分の近くに置くのは危険だと判断し国外(妻の国)へ帰国させるのだけど、その妻の国がもっと危険だったという結果。
反政府軍に妻は殺され、息子のアンジェロは反政府軍に拉致され兵士に。
どこかの国でもあるよね・・同じような話しが。
ドキュメンタリーで見た覚えがあり、とても胸が痛くなりました。

横山が亡くなった原因はけっこう早くに真淵が関わって真淵が殺したんだろうなって分かります。
ただ、どうしようもない結果だったろうという事も。

特殊な環境で育ったアンジェロを真淵は根気よく日本の生活に慣れさせ日本では一般的な青年として生きられるようにしますが、そこはやはりヤクザが関わっていただけにそんな甘い話しではなく、横槍入って真淵がアンジェロの父親を殺したと告げ口する奴が現れる。
思うのは、真淵が与えた環境と真淵が与えた愛情と言葉はアンジェロの蝕んで来た影の部分を間違いなく光の方へ導いていたなって。
いくら横山が死ななければ自分は日本で幸せに暮らしていたかもしれないと思っても、真淵を憎む事は出来ないし人を殺める事に対して悪い事だと、もう手を染めたくはないと思える人間にまで育ってくれた。
それが一番の救いだと思いました。

ただ、どう恋愛に持ち込んでいくのかなって感じでしたがww
真淵は男も女もいける方なので、そこは横山スマン!!って感じでなだれ込んで行きましたがww

恋愛まで持って行くのがちょっと急すぎたかなと思いましたが恋愛抜きで面白かったです。

 

 

 

 

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